まず近隣の食料品店をリサーチしておくこと。それとともにスムーズな移動手段を身につけておくこと。旅に出たらまずは必修の項目ですよね。

日本に慣れすぎた?

何かあったときのために「日本大使館」の場所も確認しておきました

買い物にも交通料金にも使えるiPhoneのSuica(や、PayPayほかモバイル決済)の便利さに慣れきって現金を持ち歩こことはほぼなくなっていました。日本ではiPhoneさえあれば日常生活の消費行動には支障ないといえますが、オランダは少し事情が違います。現金を使う場面は少ないですが、決済時の銀行引き落としが紐付けされたデビットカードが主流のようです。

スーパーでもクレジットカードが使えない店があります。これは少々困ります。2021年8月1日現在住所が確定しておらず、銀行口座が開けていません。よってデビットカードも入手できていません。なので、基本現金払いです。買い物のたびに現金での支払いというのは面倒な上に、貴重な紙幣がどんどん消費されてしまいます(両替に行くのも面倒だし)。

スケベニンゲンじゃなくてスヘフェニンゲン行きのトラム

移動手段には「OVチップカード」というプリペイドカードがメインで、トラムやバスは現金を収受する機械すら見当たりません。このカードには無記名バージョンと記名バージョンがあるようで、住民の方が使っている記名方式の方はデビットカード同様口座に紐付けされて乗車時にそのまま銀行引き落としされているのだと思います。カードとは別に乗車時に買える2時間チケットや1日チケットもありますが。

OVチップカード

いずれにしても、日常生活には2種類のカードが必須で、うち最低1枚は「住所確定」と「銀行口座開設」が大前提ということで、しばらく不便な生活が続きそうです。


追記: 12年前の2019年7月31日、パリでプロポーズしました。その時はまさか海外への移住なんて考えてもいませんでしたが、12年後のこの日はハーグのパブでお祝いをすることができました。