こういうときのために念の為スーツを持ってきました。そして、日本出発間際にお友だちから餞別でもらったGucciの勝負靴下を履いて出掛けました。
校長先生とのリアルな面会
これまでオンラインミーティングやメールのやり取りを通じて、校長先生の雰囲気はわかっていました。前日のEさん一家の校長先生に対する評価も伺っており、妻と「きっと馬が合う」と感じていました。今日のリアル面接では何を聞かれるかドギマギし、緊張してドアベルを押しました。
玄関で出迎えてくれた先生や途中すれ違う先生はみんな笑顔でフレンドリー(当たり前といえば当たり前だけど)。いきなり校長室に通されて「何か聞いておくことはない?」と先に向こうから聞かれ、あれ?なんか違うぞと…。矢継ぎ早になにか質問されるものと思ってド緊張で入ってきたのに、「学校側からは特に質問はないし、すでに100%入学は決まってるわよ」的な対応。
なんとなく狐につままれたような感覚でいると、「校内を案内しましょうか?」って促されて、全クラスを見て回りました。と言っても現在は夏休み中で、子どもたちはわずか。各教室のほか、体操教室や工作室、鶏などの飼育広場、中庭などを見学し、担当になるかもしれない先生と話もできました。8月中にトライアルで数時間、通学してみることにもなりました。
アパート問題
ネットで見つけたアパートは、家具付きで学校にも近くとてもいい物件だったのですが、問い合わせると「すでに貸出中」と返事。校長先生に助け舟を求めても「オランダでのアパート探しはとても厳しいものよ」というリアルな返答しか導き出せんでした。短期間で条件にかなうものが見つかればいいのですが。
大使館領事部へアポスティーユ認証済みの公文書の翻訳手続き
在オランダ日本大使館は、Den Haagの各国の出先機関が集中するエリアにあって、アメリカ大使館の真ん前にあります。屈強なセキュリティの鋭い眼光に気圧されながらドアベルを押します。インターホンの向こうから「*^%$#$&*$#@$$&&%%^」って聞かれ「We'have few documentsほにゃらららら」と返すとガチャッとゲートを開けて敷地内に滑り込みます。
「大人ふたり分のパスポート見してー」
「バッグや携帯は後ろのロッカーに入れりー」
「ポケットのもの全部出して、そこの金属探知ゲートくぐりー」
そんな感じで(もちろん全部英語)命令されて、玉砂利が敷き詰められた庭の向こうの白いドアを指差して、
「あっこから建物に入りー」と指示されました。
日本で用意してきた戸籍やアポスティーユ認証は完璧なはず。係官の日本人女性から手渡された書類に全部書き込んでパスポートともに提出します。待つこと5分。
「1週間後に来てねー」という返事をもらって、すんなり受理されたことに気づきました。
そういえば書類を書く机のそばに、「ゴルゴ13」のコミックが置かれていました。大使館の待合室に「ゴルゴ13」ってハマり過ぎじゃない!!??思わず証拠写真を撮ろうと思ったのに、iPhoneはセキュリティのロッカーの中にあるんだった。