公共のトイレはほぼ有料です

ヨーロッパに旅すると結構あるあるなんですが、街なかにあるトイレは大抵€0.30〜€1.00程度徴収されます。商業施設内のトイレも同様で、入り口に係の人が居て料金を置くように促されます。

こちらに来て、全く現金を持ち歩かない生活が続いていて、ポケットに紙幣はおろかコインすら入っていません。娘とマクドナルドでランチしてトイレに行こうとすると、入り口におばあさんがいて、全然スタッフさんらしからぬ服装だったので「トイレにならんでるの?」って尋ねたら、オランダ語で返事されてほぼ意味が分かりませんでしたが、棚の上にならんだコインを指差して「€0.50置きなさい」って言ってるみたい。マクドナルドのトイレも有料なんだー。

「あー、コイン持ってないんですよねー」

あきらめて、中央図書館のトイレを目指しました。すると、さっき見かけたときは居なかったおじさんがトイレの入口に座っています。その机には€0.30って書いたポップが立っていました。図書館のトイレも有料なんだー(子どもだけだと無料かも)。

入り口が自動化されている公共トイレは、PIN(デビットカード)をかざして入場できるものもありますが、近くには見当たりませんでした。この日は、慌ててトラムに乗って帰ってアパートで用を足しました。

こんなユーモアのあるトイレも…。

入ると男性諸君の自尊心が損なわれそうなトイレ - GIGAZINE

オランダのソフトウェア会社の事務所にある、入ると男性諸君の自尊心が損なわれそうなトイレの写真です。世の男性諸君にとっては、なんとも用を足しづらそう。

追記: トイレ利用料はクーポンに

主要駅のトイレでは、現金ではなくPINカードで入場できる有料トイレがあります。料金は€0.70ですが、飲食店やキオスクで使える€0.50ぶんのクーポンが発行されます。

€0.50のクーポン

65円戻ってくると思えばありがたいんですが、それ以上の金額を使わないと意味がないのでよけいに消費金額が増えるという、得なのか損なのかよくわからない感覚になります。