オランダのスーパーのビール売り場には、日本でも見慣れたHeinekenやGrolschなど有名なブランドのほか、ベルギーやドイツの大手メーカー、各地のマイクロブルワリー(クラフトビール)などたくさんの銘柄がならんでいます。
毎日1種類以上のビールを飲むようにしてて、「缶500ミリリットル」に縛ればおおよその銘柄を飲みました。安いものは500ミリリットル缶でも€1.00(130円)前後、高いものでも€1.70(220円)程度で、日本と比べてかなり安いです(クラフトビールそれの倍くらいの価格)。瓶に関してはまだたくさん飲んでいないブランドがあります。
仲良くなった工事スタッフとビール談義
アパートはまだ細かな補修があったり、大家さんの会社が施工例を撮影したいからとスタッフの出入りがあったりで、いまだたくさんの来訪者があります。キッチンの飲み干した空き缶や空き瓶を見て「どれが一番気に入った?」と、一番良く出入りする工事スタッフ(名前聞いたけど忘れた)が尋ねてきたので、「これとこれかな」と指差したのがドイツのヴァイツェンでした。フルーティーさとボディ感のバランスがとても良かったからです。
彼は「わかってるねえ」みたいな表情をして、「それが好みなら、AffligemとBrugse Zotも試してみて」と言いました。どちらもベルギーのビールで、Affligemはテレビでも頻繁にCMを見掛けているので知っていますし、前のAirBに泊まっているときに飲みました。
もう一つのBrugse Zotというのは知らなかったし、発音を聞いても再現できません。つまりお店で尋ねるのは難関です。よくよく話していると、彼ら若者は、ドイツビールよりもどちらかというとベルギービールを好んで飲んでいるようです。
そのときに、アパートから歩いて5分程度のところにビール専門店があるのを教えてもらいました。
ビール専門店「HOPTIC」
行ってみると薄暗い店内の壁一面にビールがならんでいます。たぶん500種以上、まるで図書館にならぶ本のようにズラーッと。一つ一つ銘柄を眺めていてはきりがありません。自分の好みを(英語で)言葉で伝えるボキャブラリーも持ち合わせていないので、ジャケ買い一択で勝負しようと思いました。そしてBrugse Zotというのは見つけられませんでした。
ざーっと見渡すと、すぐ近所の地ビール屋さんが出してるビールの存在に気づいて、そこのラインナップ6本とも買ってきました。6本で約€15でしたから1本あたり€2.50。安くもなく高くもなく。
アンバー、トリプル、ヴァイツェン、ピルスナー、ブロンド、ニューイングランドIPA…。それぞれちゃんと味わいが異なり、日替わりで楽しんでいます。メーカーサイトによるともう1種「Porter」と言う銘柄があるみたい。
なぜか、ウイスキーはめちゃ高い
その時話したことですが、
わたし: スーパーでウイスキーの価格を見てびっくりした
彼: なんで?
わたし: ウイスキーは日本の倍くらいの値段だべ
彼: どこの国のウイスキーが?
わたし: スコッチでもバーボンでも、日本だとこの半額くらい
彼: マジか!一昨年日本に行ったけど、それは気づかなかった
って…。そう、日本でよく買っていた「バランタイン」ですが、安売りの店で1,000円前後、スーパーでも1,200円程度ですよね。こっちでは€19.99(約2,600円)です。
その時一緒にいた別のスタッフさんは「前にポルトガルに住んでいたけど、そこでも(オランダと)同じような値段だったなあ」と話していました。知られざる事実、日本は「ウイスキー天国」です。こっちではハイボール飲めません。