スケフェニンゲン(スケベニンゲン)のカジノ近くにミュージカル専用劇場があって、現在はディズニーの「アラジン」が上演されています。

AFAM Circus Theater
Archief musicals | Disney's Aladdin

Aladdin speelde van september 2021 t/m februari 2023 in het AFAS Circustheater Scheveningen.

2カ月前の予約時から状況が変わり

予約を行った8月には、入場に際してワクチン接種証明や陰性証明求める「コロナチェック」のことは全く触れられていませんでしたが、この2カ月で状況が変わりました。以前映画「007-No Time To Die」を観に行ったときにも入場前にQRコードの提示が求められました。

QRコードの入手方法は前のエントリーで書きました。

Day061|オランダのPCR検査

ワクチン接種がかなり進んだオランダですが、映画館や劇場、一部のレストランなどで「ワクチン接種済み」や24時間以内の「PCR検査ネガティブ」結果の提示が求められます。…

劇場内に入ると今度は入場チケットのチェックです。これも予約時に受け取ったアプリのQRコード提示で完了です。めっちゃイージー。ただし、並んだ列の直前のマダムが表示に手こずって5分くらい待たされました。オランダでもデジタルデバイドは起きているようです。

さて、途中約30分の休憩を挟んだ上演時間は3時間(長い!)。もちろん全編オランダ語で意味がほぼわかりませんが、ウイル・スミス主演の数年前の映画のストーリーそのままなので、まあ理解できます。ただし、ローカライズされた笑いが随所にあってそこは微笑むことすらできません。他の観客に混じって声を出して笑うことなんて到底無理!

ところが、娘は半分くらい笑いについて行ってるんです。これは少しショックでした。日常生活でオランダ語と英語のシャワーを浴びている娘には、ファミリー向けのミュージカルのギャグは理解しやすいものなのかもしれません。

日本では娘と劇団四季の「ライオンキング」と「リトルマーメイド」を観劇しました。「アラジン」もこれらもディズニー作品ですが、上演の雰囲気は随分違いました。歌とダンスが寸分たがわぬ緻密さで構成される劇団四季に対して、よく言えばダイナミック、悪く言えば雑なオランダのミュージカル。多少の「ズレ」は気にせずどんどん進み、舞台装置もチリのあっていないところが多いなど、違いが散見されました。

観客の空気も少し違って、アラジンが魔法のランプを探しに入った洞窟で閉じ込められたとき、洞窟内でこだまするHalloに応える観客の子どもがいました。日本ではひんしゅく買いそうですよね。

終了後、ノベルティーを販売するショップに長蛇の列ができるのは日本と同じ光景ですが、脇にバーがあって「大人たち」はアルコールを楽しんでいました。終了後足早に劇場をあとにする日本とは大きな文化の違いですね。

終了後、娘のリクエストに応じて食べに行ったラーメンの味は微妙すぎ(笑)ました。