約一週間の滞在中、わたしの英語力ではうまく説明できない床暖房のトラブルやIND窓口対応などをやってもらいつつ、アムステルダムやユトレヒトなど、娘と二人だけではなかなか行かない場所も(いまさらながら)観光しました。
学校の送り迎えや買い物など、普段、ワンオペで行っている家事も妻がいることで随分気が楽になるばかりか、短い期間でしたが、娘と妻は二人きりの濃密な時間も楽しんでいたようです。
娘が学校に行っている間に飛び立つフライトなので、娘が学校から帰ってくるとそこにはもう「ママ」がいません。頭では理解していても感情が追いつかなかったようで、帰ってくるといきなりベッドの影に隠れて声を押し殺して泣いていました。隠れていたのは、父親を心配させないようにしてたのかもしれません。
玄関の靴下に入れておいたプレゼントを見て、一瞬笑顔になりましたが、パッケージを開けると先日買ったおもちゃのアクセサリーを入れるオルゴールの宝石箱で、蓋を開くとかかる「エーデルワイス」の音色にまた号泣。メッセージカードを読んであげるとさらに号泣。父娘で片寄せあってしんみりとしてしまいました。
夜が明けても、ママの残り香を求めて、妻が置いていったパーカやスカートを着て宝石箱を開け締めして、オルゴールの「エーデルワイス」を聞いています。ああ切ない…。早くコロナが収束して、もっと自由に行き来できるようにならないものかな。
ちなみに、妻はオランダに1週間しかいなかったのに、帰国後は公費待機と自主隔離合わせて14日間の縛りがあるとのこと。そこまでしてきてくれた妻に感謝するとともに、日本政府の対応のもどかしさたるや。