(前回から1カ月以上開いてしまいました、すみません)

オランダ国内でも新型コロナウイルス・オミクロン株が急速に蔓延し、2021年末から飲食店だけでなく一般の小売店も店を締めてしまいましたが、2022年1月15日ようやくロックダウンが解除されました。飲食店の店内飲食だけはさらに10日間延長され、1月26日からようやく店内でも飲食が可能になりました。

そもそも昨年の10月くらいから飲食店を利用するためには、ワクチン接種済み(または抗原検査の陰性証明)を示すQRコードの提示が求められていたので、検査に行くのが面倒くさくて足が遠のいていました。そしてちょうど、ようやく2回のワクチン接種を終え、1月18日からiPhoneのアプリにQRコードが表示されるようになりました。

これで堂々と食事が楽しめる!

まずは、お友だちから聞いていた、ハーグとデルフトの中間にある食べ放題のお店「SAMEN」へ。ウェブサイトで予約し開店時間の16時丁度に行きました。高速道路の入り口近くで、自動車ディーラーやタイヤ屋さんなどが並ぶエリアにあります。

ホテルとカジノを擁する大きな建物の中にあります。エスカレーターで3階に上がると受付があり、予約名と初めて利用することを伝えると店内の料理をざっと説明してくれました。スタッフさんはほとんどが中国系で、メニューは「ワールド」をうたいながらも中華料理と寿司が中心です。

料金は(週末料金の)大人€36.95、子ども€17.95(合計約7,000円)。結構な金額です。元を取らなきゃ!と、まずはコスパ高いであろうお寿司をがっつきます。日本のような光り物、青魚は皆無で握り寿司はマグロとサーモンくらいしかありません。その後は、ビーフシチューやオマール海老、ホタテ、ムール貝、点心など、自分では料理しないもの中心に食べつくしました。ビールは3杯。元を取った感は皆無ですが、いろんな料理を楽しめたので満足です。

そういえば、入店時にQRコード提示を求められなかったな…。

(ところで、なんでSAMENなんですかねぇ。私の心が汚れているのか「精子」にしか思えないんですけど。オランダ語ではなにか違う意味があるんでしょうか)

デルフト駅前の大型店も

「トマトソースのスパゲティが食べたい」という娘の希望で予約可能なイタリアンを探したんですが、アパートの近所の有名店は軒並みNG。ロックダウン明けでお客さんが殺到してるんでしょうね。モダンなデザインのデルフト駅のすぐそばにある、かつての駅舎であろう「Pavarotti」というイタリアンを思い出し、予約せずに行ってみました。

バーカウンターやボックス席、テラス席など、いろんな客席がならぶ大型店舗(多分300席くらいある)で、16時過ぎに入ったときは自分たちのほかにお客さんは2〜3組程度でしたが、1時間もすると家族連れやグループ客で満席になりました。

まずはドリンクをメニューのQRコードで注文するように促され、ビールとコーラとオリーブを注文。決済ボタンを押してものの1分程度で提供されました。テクノロジーすごい。

うさぎの形の「マルゲリータ」

その他の食べ物メニューはスタッフさんを呼んで注文します。「スパゲティが食べたい」と言っていた娘は、うさぎの形をした子ども用ピッツァに目を奪われあっさり心変わり。ほかに、カルパッチョやカプレーゼ、カルボナーラなどを注文しました。カルボナーラはベーコンのお焦げの香ばしさとチーズの酸味の組み合わせが絶妙で、ファミリー向けの大型店ながら(失礼)とても美味しかったです。ただ、日が落ちたあとの照明が暗すぎて、料理の写真がほとんど撮れませんでした。

料金は、ドリンクとオリーブの€9.00(コーラは無料でした)と、料理の€35.50(合わせて6,000円弱)。イタリアン専門店に比べるとリーズナブルです。アレ?ここでもQRコードの提示が求められなかったな…。

結局、どこのレストランでももうQRコードいらないのかな?

冷たい雨に降られながら長い行列に並ぶ苦労してまでワクチン接種したのに。