業務用といえば我が地元にもあった「業スー」こと「業務用スーパー」。業務用とはいえ、一般のお客さんも多く、私も日常的に利用していました。

以前、この近くをブラブラしてて偶然見かけたお店「HANOS」。大きな店だなあと思い、検索して初めて「業務用」「登録制」であることを知りました。ウェブサイトでの登録は商工会議所発行のKVKナンバーがないと入力が前に進みません。商工会議所の登録は、飲食店ではなく「コンテンツ制作事業者」のジャンルなんですが、そこは問題ないようです。

入り口が遠い

初めての入店で、登録済みであることを伝えるとカードを渡されました。カードのバーコードをゲートのスキャナにかざして入店すると、ジャンボジェットなら2〜3機駐機できそうな広大な店舗に圧倒されます。地元の業スーとは桁違い、コストコと比べてもその4〜5倍、IKEAの2倍はありそうな規模です。

2階は厨房機器や調理器具、キッチン家電、食器、カトラリー、制服など、和洋中のジャンルを問わずレストランを始めるために必要なものが一式ここで揃いそうな勢いです。モノだけでなく、実際のレストランを模したインテリアデザインのコーナーもあり、ここでお店の設計自体も進められそうです。

「合羽橋」の道具屋街が大好きな私です。子どもと一緒でなければ1週間位ここで過ごせそうなくらい、ひとコーナーごとに目をみはるモノがあります。通路が広くお客さんも少ないので、すごいパワーのブレンダー、メッキピカピカのエスプレッソマシン、洗面器台のレードル、進撃の巨人が使いそうな泡立て器、ドラム缶のような寸胴など、一つ一つのアイテムに感嘆しながら声を上げても問題ありません。めっちゃ楽しめます。

1階は、肉、野菜、チーズ、お酒、乳製品、お菓子、パンなどありとあらゆる食材が、1ダースや1ケースごと、または小分けにされた小売用に並んでいます。もともとスーパーのチーズ売り場が日本に比べてかなり安く、この半年で日本で過ごした数年分のチーズを食べた気がしますが、この売場ではさらに珍しいアイテムがあります。Mond'orがあったので買うつもりでいたのに、すっかり忘れて通り過ぎてしまいました(次回必ず)。

お酒のコーナーもありとあらゆる世界中のお酒があります(残念ながら、日本酒や焼酎のラインナップはわずか)。日本でお花見をするときによく買っていたモエ・シャンドンのジェロボアム(3リットル)やマチュザレム(6リットル)、ナビュコドノゾール(F1で勝者がどびゃーっとするやつ、15リットル)が普通に並んでるのには驚きです。

しかし圧倒されすぎて、買って帰ったのはDe Ceccoのパッケリ、ミニカップケーキ、日本製の本わさびだけでした。そうそう、初来店の客に渡されるシャンパンをもらいましたよ。KVKナンバーを持っている方にはおすすめです。

来店記念にもらったシャンパン