今朝、こんなことが起きました。

普段から仕事のやり取りを「メッセンジャー」でしている日本のクライアントのニックネームが、「青ロマンティックキラー」という微妙な名前になってたので、なんだこりゃ?って思ったんですが、その直前には「ぶす」に変更された履歴もあり、きっと乗っ取られたんだろうと思ってました。

するとご本人から書き込みがあり
「私のニックネーム変えたでしょ!!」と…

え?私がそのニックネームつけたの?いやいや、そちらのアカウントが乗っ取られたんでしょ。と、あくまで相手方に問題があるかのような発言(←判断ミス1)してしまった。

が、その刹那気づきました。

そのスレッドには「脂肪吸引の施術で医療事故を起こした医師が逮捕された」というYouTubeのニュース動画を貼り付けていたんですが、時々娘がその動画経由でほかのYouTubeを見ていたということを。
娘がよく使うiPadMiniはYouTubeやゲームなどのスクリーンタイム(時間制限)を設定していて、その時間をオーバーすると、メッセンジャーのそのリンク経由でほかの動画見るという「裏ワザ」を編み出していたのです(そこまでのリテラシの高さは認めるww)。

それに気づいた私は前日にそのリンクを削除していました。なので、娘が嫌がらせに名前を変更しちゃったんだと思い込んでしまい(←判断ミス2)、超うろたえた。

それにしても「ぶす」って。

もう10年以上のお付き合いがある、気心知れたクライアントさんで、そんな彼女にわたしが「ぶす」ってディスっちゃってることになってる。やばい!!どーしよ!!って。

そこに、毎朝の妻からの定時連絡。ビデオ通話で話しながら、起きたばかりの娘を問いただそうと、やや大きめの声で、ここまでの経緯を話していました。「なにか病んでる?」「学校でいじめられてるんじゃない?」どんどん恐ろしい方に話が進みます。「アニメの見すぎが良くないよ、(その歳だと)一部ゆがんだ世界観をそのまま受け入れてしまうし」「放課後とか休みは、友だちと過ごせるようにしたほうがいい」と、ごもっともな母親の意見も。

本人に確認するも「私じゃない、私はそんなことしていない」と言い張ります。

「ぶす」の真意はよくわからないけど「ロマンティックキラー」も意味不明。検索してみるとアニメであることがわかる。そこでようやく事の次第が分かりかけてきました。メッセンジャーでアニメを探そうとしたんだね…。

二人で学校までの自転車の道のりで

「やっと意味がわかったよ。アニメを探したんやね」
「文字を入れれるところがあったんで、そこで探そうとしたけど探せなくて、もとに戻そうにも漢字がわからなくて…」と、落ち着きを取り戻した娘が吐露してくれました。

休みの日はアニメ三昧で、ずーっとテレビにかじりついてるのを許容していた責任も感じました。

「学校でなにか嫌なことは起きてない?」
「うん特にないけど、一部の男の子がF君とのことを囃し立てる感じがある」
「Fとは最近あまり話してないの?」
「いまはShow and Tell(というプレゼンテーションのプロジェクト)も終わって、同じ作業をすることがないからあまり話していない」
「そっか」
「その男の子が嫌なことを言うことを先生に知ってもらいたいんだけど、先生がいないときに限ってそんなこと言うの」
「それは卑劣なやつだな。あんたになんの関係がある!って言い放ったらどう?」
「それでもしつこく言ってくるときもあってね」

子どもの社会なりに小さないざこざもあるみたいだけど、それなりに社会性を身に着けているようでもあります。