自分の中から「語彙」がどんどん無くなって行ってる気がする。
日常的に接する日本語話者は9歳の娘だけなので、会話は機械的な連絡や、せいぜいアニメやマンガ、学校での出来事など平易な日本語ばかり。この間、Facebookで「あー、雑談がしたい」と呟いたら、少し離れたところに住む日本人家族から、遊びに来て一緒に食事しましょーとお声がかかった。
ご夫婦ともども関西出身で、特に奥さんの方はいつ呼吸してるの?っていうくらいよく話す。一方的に喋るのではなく、私の話すこともしっかり受け止めて、返して来るボールのタイミングや球筋が小気味良くてあっという間に6〜7時間お邪魔してた。やっぱり顔を見ながらのコミュニケーションって大事だし、そこで思わぬ言葉との出合いや刺激も受けるなあと。
読書量も、少なくなってるのかも…と感じてたら、近所で日本語ライブラリを営んでいる別のご家族から「差し上げます」本が告知されて、早速文庫などを数冊いただいてきた。 とはいえ読み慣れた作者ばかりで「語彙が増える」感じではないかも。
娘が借りる本は、事前にサジェストして準備してくれるなど、とてもありがたい。
また別のご家族からは、「週末何してますか?飲みましょう」的なお誘いもあり、お互いの旅行の話題や進学の問題などを酒の肴に、あっという間に日が暮れた。今、こっちでは夕暮れが21時過ぎなのに…当然飲み過ぎて、話したことはほぼ覚えていないけど、そばで聞いてた娘が翌朝、iPhoneに残されていた(自分が入力したはずなのに)意味不明なメモの解説をしてくれた。
日本にいるときに「雑談が大事」なんて思いもよらなかったけど、こうして時々会う日本人家族との交流って貴重だなあと。