オランダに到着して約1カ月は、IND(移民局)や日本大使館がそろうDen Haagで暮らすのがいいだろうと妻が考えてくれて、実際にそうしました。9月からは娘の学校が本格的に始まるので、通学しやすいPijnacker(パイナカー)に移ろうとして見つけた仮住まい。Delftでのアパート入居日も早まったのでとうとう今晩が最後となりました。
仕事を引退したご夫婦がほぼ手作りで建てたという山小屋風の離れで、約2週間過ごさせていただきましたが、毎日の洗濯(しかも干すところまで)だけでなく、バーベキューをごちそうになったり、購入した娘の自転車のサドルやハンドル位置の修正をしてもらったり、日々増える荷物を見かねたのか「出発するときはデルフトまで車で送るよ、一度に荷物が載らなかったら2往復してもいいし」って言っていただいたり…。
挙句の果てには、アパートの契約書のわからないところを色々教えてもらい、さらにはPDFのプリントアウト、それらにサインしてメールで送信するためにスキャニングまで(!)。AirBのオーナーにこんなに甘えていいのか?というくらいお世話になりました。
そんなこんな大変お世話になったオーナーご夫婦にささやかではあるけど「お返し」がしたいと、お肉屋さんでラム肉を大量に買ってきてバーベキューコンロを借りて振る舞いました。アジア食材スーパーで買ってきた冷凍ギョーザは、羽つきで提供。日本酒は「きっとこれは度数が高いのよね?」って心配されたけど、「ワイン以下の10度ちょっとくらいです」と説明し、これらも楽しんでもらいました。「ギョーザも日本酒も初めて」とのこと。
その後は、「辻利茶舗」辻会長から餞別で頂いたお抹茶キットを使って抹茶ラテを作り、焚き火を眺めながらまったりした会話で大人の時間を過ごしました。
2週間の滞在でしたが、なんだか離れるのが寂しいくらいです。