オランダ中のどこにでもあるおもちゃ屋さん、Inter Toys。 日本ではトイザらスが全国のおもちゃ小売店を蹂躙してしまったけど、オランダにはInter Toysだけでなく、教育玩具やデザイン玩具、ゲーム系などに分類されるおもちゃ専門店がどこの町にも必ずあります。子どもたちの幸せを第一に考えるオランダらしいマーケットだと思います。

そのInter Toysの店内一角に「誕生日があります」というコーナーがあって、誕生日パーティーが近づいた子どもが、自分の欲しい物をそのコンテナに入れて、パーティーに来てほしい友だちに「この中のものを買ってきて」とおねだりするシステムです。Amazonの「(公開)ほしいものリスト」のリアル版といった感じです。

娘の親友の弟Kくんが詰めたコンテナには、レゴがいくつかと目覚まし時計やソフビ人形(のようなもの)などが入っていました。いずれも€10以下に抑えられているのは両親の気配りによるものだと思います。実際、娘の誕生日パーティーに€30くらいするお人形さんセットを貰ったときは、つい「お返しどうしよう」と思ってしまいました。プレゼントがリーズナブルだとお互い気兼ねがなくてパーティーも参加しやすいんですが、オランダ人の家族は実際どういう金銭感覚なんでしょうね…、チャンスがあれば尋ねてみたいです(そんなリアルな英語力ないけど)。

一方で、お祝いする相手の日常を思い返しながら「何をプレゼントしようかな」とイメージするのもまた楽しい作業です。友人ファミリーの気遣いに感謝しながら、なにか追加できないか、あと数日、娘と考えようと思います。